天竜川林道(長野県天龍村)
陸の孤島との称される飯田線小和田駅。当駅をかすめて走る天竜川林道。この林道に駆け上がる坂道はどれをとっても一級品。
この林道の魅力については多くの人が語っておられますので、いまさら私が語るまでもありません。私にとっての魅力は、 けっこうな山の中なんですが、どこかしら人の気配を感じるアンバランスな感じが大好きです。
この林道からおよそ100~250メートル下の谷底には天竜川が流れております。天竜川は、下流の佐久間ダムにせき止められて、
谷底いっぱいに深い緑色の水を貯え広がっています。その脇の崖淵をトンネルと鉄橋で繋いでゆくのがJR飯田線。このダムに関係して、
幾度か線路が架け替えられた歴史があるそうで、その遺構が所々に残っています。
天竜川林道と平行する短い区間には、JRの路線では珍しいぐらい短い間隔で、”秘境”、”陸の孤島”などと呼ばれる小和田駅、中井侍駅などがあるのですが、 それらの駅から仰ぎ見た上の方にこの天竜川林道と人家が在るわけです。あたりには緑の木々に見え隠れする廃道や朽ちた吊り橋、 そして廃屋が点在しています。
かつて山が豊かだった頃にはこの地域にも沢山の人々の暮らしがあったようです。 鉄道や林道という機能だけが残って人がいなくなってしまったことが、山の中にあって、どこかしら人の気配を感じるアンバランスな感じを覚える要因なのかな、と思うのですがいかがでしょう。
天竜川林道へは、飯田線や県道1号線からアクセス。谷の壁を駆け上がる坂道だけに、もちろん激坂もありますが、激坂以上に心躍る坂道です。
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